【まとめ】
・あくまでも契Plantsでの方法。Euphorbia bupleurifolia(鉄甲丸)を例に。
・化粧用品の細い綿棒、メイクブラシに蜂蜜をつけて、オス株の花粉を採取し、そのままメス株の雌蕊につける。
・種鞘が熟したら(変色したら)外す。
・そのままネットに入れて、自然に弾けるのを待つ。
・弾けた後も冷蔵庫に入れずにしっかりと自然乾燥させる。
・1週間くらい自然乾燥した後ならいつでも播種している。
【本文】
・メイクブラシや細い綿棒は以下のようなもの。百均で売っています。あとはヤフオクなどで20本セット1000円とかで買いました。


・親株を用意します。ここではEuphorbia bupleurifoliaなのでオス株とメス株が必要です。




・受粉作業ですが、契Plantsでは蜂蜜を使います。上記のメイクブラシなどに蜂蜜をつけ、オス株の雄蕊の花粉をこすりつけます。その後、メス株の雌蕊にそのメイクブラシをこすりつけます。こすりつけると表記しますが、基本的にふわっとした感じで優しくやっています。受粉すると品種にもよりますが、1週間から10日で結実したことが確認できます。othonnaとかは個人的にはわかりにくいですが、球系のユーフォルビアはわかりやすい形で結実します。オベサとバリダも年に4回以上は花を咲かせますが、今回は受粉を休ませています。それでもいくつか結実しているので参考に掲載します。



・上記のように結実してから、オベサやバリダはうちの環境では1か月から2か月、Euphorbia bupleurifoliaはうちの環境では3か月ほどは熟すまでに時間がかかりました。Euphorbia bupleurifoliaは熟して弾けるとき、ハウスに流れているトラックがRalphとかなら聞こえませんが、舐達麻の契くらいなら弾ける音が聞こえるくらい力強く弾けます。ですので、ネットをかぶせて種子が飛び散らないようにしています。百均の排水溝ネットを使っています。うちでは水やりはそのままネットの上から、真夏時でも特に蒸れとかは気にしていません。オベサもこんな感じでできますが、バリダは花尾というか枝が気になる方は排水溝ネットでない方がよいかもしれません。うちは基本的に種子採り用の親株扱いなので、そこまで気にせずにバリダも排水溝ネットです。


・種子が熟したら、株から取り外します。熟す前に外そうとするとユーフォルビア特有の白い液体が出てくるのでわかりやすいかと思います。無知だったころに1度、熟す前に株から取り外し、自分の手とピンセットでバリダとオベサの種子を採取して乾燥すらさせずにそのまま播きました(熟す前)が、発芽まで時間がかかった以外は7割程度は発芽したので、熟さないと採種してはいけないわけではないと思います。ただ、非常に面倒くさい作業なので、自然に任せた方がよいと思っています。
・熟した後に採取した種は、同じく百均の排水溝ネットに入れておきます。種鞘のまま。すると勝手に弾けます。弾けた後もそのまま、乾燥させます。



・乾燥させたあとは、ハウス内の気温が現時点(12月23日)では1日で3℃から37℃とかなり幅があるので、もうひとりの契Plantsの仲間ならおそらくやらないと思いますし、適したシーズンに播種するのがよいと思いますが、自分はせっかちなので好きな時に播種しています。この季節でもバリダやオベサは発芽しています。鉄甲丸だけは様々な実験に使いたいので、少しだけ播種しています。
・以上が契Plantsでのユーフォルビアの簡単なタイプの受粉から結実の流れになります。euphorbia ambovonbensisなど、花が独特な形で咲くタイプの受粉作業に関しては、写真などなく今は休眠中なので、いずれ記述できたらと思います。蜂蜜と細い綿棒があればそこまで難しくはないですが、鉄甲丸とかに比べると体が痛くなります。
